うつ・不安・睡眠障害など外来中心の精神科・心療内科クリニックの標準モデルです。大型医療機器が不要で内装も小規模なため、診療科の中でも開業投資が小さく、固定費比率の低い高収益構造が特徴です。テナント開業(20坪)を想定しています。
テナント開業・約20坪を想定。大型医療機器が不要なため、診療科の中でも投資は小さめです。内装工事費は坪単価90万円で算定しています。自己資金2割+金融機関借入8割(約3,200万円・10年返済)が標準的な調達構成です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 内装工事費(約20坪 × 坪90万円)設計監理料含む概算 | 1,800万円 |
| 医療機器・什器(心理検査・PC・自律訓練機器 等)大型医療機器は不要 | 300万円 |
| 電子カルテ・什器・備品レセコン・予約システム・待合家具等 | 350万円 |
| 敷金・保証金・仲介手数料敷金保証金(家賃8〜10ヶ月)+仲介手数料等 | 350万円 |
| 運転資金立ち上がり期6ヶ月分の固定費 | 900万円 |
| 広告宣伝・採用・開業諸費用内覧会・求人・各種手続費用 | 300万円 |
| 開業資金 合計 | 4,000万円 |
クリニックの月商は「診療単価 × 1日患者数 × 月間診療日数」のかけ算です。精神科・心療内科の標準値で計算すると以下のとおりです。1人あたりの診療時間が長いぶん、患者数は他科より少なめが標準です。
個人開業・テナント・院外処方を前提とした、安定期の標準的な月次損益です。大型機器の償却が小さく、固定費が軽いのが特徴です。
| 科目 | 月額 | 対月商比 |
|---|---|---|
| 医業収入 | 363万円 | 100.0% |
| 医薬品・診療材料費院外処方を前提。少量 | 8万円 | 2.2% |
| 人件費看護師1名・受付/事務2名 | 95万円 | 26.2% |
| 地代家賃20坪テナント | 40万円 | 11.0% |
| 検査委託費心理検査・血液検査等の外注 | 4万円 | 1.1% |
| リース料電子カルテ等の一部リース | 5万円 | 1.4% |
| 減価償却費内装(15年)・機器(6年) | 18万円 | 5.0% |
| 広告宣伝費WEB・看板等 | 8万円 | 2.2% |
| その他経費水道光熱・通信・予約システム・消耗品・保険・会費等 | 31万円 | 8.5% |
| 経費合計 | 209万円 | 57.6% |
| 営業利益(院長報酬・税引前) | 154万円 | 42.4% |
固定費(人件費・家賃・償却等)を回収できる患者数が損益分岐点です。精神科・心療内科の本モデルでは月約370人、1日あたり約17人。大型機器の償却負担が小さいぶん固定費が軽く、他科より低い患者数で黒字化できるのが特徴です。