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医療法人の先生へ 最終更新:2026年6月

医療法人の節税対策

医療法人(や一般社団法人)は、所得が高いほど、長く続けるほど、所得税・住民税を大きく節税できます。節税の中心は役員報酬の最適な配分と、年間を通じた計画的な対策です。湯沢会計事務所は年2回の納税見積と、今すぐ/決算/次年度の節税メニューで、医療法人の手元に残るお金を最大化します。

節税の中心
役員報酬の最適化
専用ソフトでシミュレーション
納税見積
2
6ヶ月・9ヶ月経過時に予測
対策の3区分
今すぐ/決算/次年度
時期に応じて手を打つ
1. 基本

節税の中心は「役員報酬の最適化」

医療法人化の最大のメリットは、利益を「法人」と「院長・配偶者などの役員報酬」に分けられること。所得を分散し、給与所得控除や低い法人税率を活かすことで、世帯全体の税負担が下がります。

ポイントは毎年の役員報酬の設定です。法人にいくら残し、誰にいくら報酬を出すか── 湯沢会計事務所では専用ソフトで最適な役員報酬をシミュレーションし、手取りを最大化します。法人化の節税額そのものは法人化シミュレーションで概算できます。

年2回の納税見積で「先回り」:毎年6ヶ月・9ヶ月経過時に年間の納税額を予測。だから余裕をもって、下記の節税対策を計画的に実行できます。
2. 今すぐ

今すぐできる節税対策

日常の経費・契約の工夫でできる対策です。要件を満たすことが前提です。

項目内容
少額減価償却資産の特例40万円未満の資産を取得・リースした場合、年300万円まで全額経費算入(いったん資産計上)。中小企業向けの特例。
短期前払費用の特例定期契約に基づく費用(家賃・駅看板・雑誌購読料等)を年払い契約に変更して支払う。
決算賞与の支給各人別に全受給者へ通知し、決算で未払計上、決算後1ヶ月以内に支払う。
退職金の準備①中小企業退職金共済(全額損金)②養老保険(1/2損金)③長期定期保険(一定額損金)。
高額な車の取得減価償却・自動車税・重量税・保険料等で節税効果。中古車は短期で経費算入できる場合も。
プリペイドカードSuicaのチャージ代等は、継続適用かつ毎月同程度であれば経費算入可(二重計上に注意)。
賃上げ促進税制
(旧・所得拡大促進税制)
給与等支給額を一定以上増やした場合、増加額の一定割合を税額控除。※要件・控除率は年度により異なります。
社員旅行の実施4泊5日以内・全社員の50%以上参加・1人10万円以内が目安(家族のみは不可、海外も可)。
1万円以下の飲食代社外の人が1人でも入る飲食で1人1万円以下なら交際費から除外。※基準額は改正される場合あり。
寄附国・地方公共団体・公益法人・公益増進法人等への寄附は、所定の金額が損金。
借り上げ社宅法人が社宅として契約し所定の家賃を役員・従業員から徴収すれば、法人負担分(50〜80%目安)に源泉所得税が生じない。
消費税の税抜経理税抜経理にすると資産の償却部分が小さくなり、経費額が大きくなる場合がある。
日当の支給出張の旅費規程を作成し、世間相場の範囲内であれば日当を経費算入可。
生命保険の活用保障とあわせて、節税・リスクヘッジ・資産形成に。※保険の損金算入ルールは改正済みのため要確認。
オペレーティングリース航空機等のリース(最低1,000万円〜)で支出の7〜8割を当期経費化、10年後ごろに概ね回収。※相場変動等のリスクあり。
3. 決算

決算でできる節税対策

決算(事業年度末)にあたって検討する対策です。

項目内容
有姿除却使わなくなった資産・現存しない資産を、適切に除却処理する。
特別償却(高度医療機器)500万円以上の高度医療機器の取得で特別償却が可能(※対象機器・償却率は要件確認)。
未払費用の計上役務提供を受けているが未払いの費用を計上する。
〆後仕入れの計上請求書の〆日から決算末までに仕入れた分を費用計上する。
貸倒引当金個別評価(民事再生申請等で50%設定)/一括評価(期末の売掛金等に繰入率で設定)。
中小企業投資促進税制一定のソフトウェア・設備の取得・リースで、特別償却30%または税額控除7%(要件により即時償却・10%控除も)。※要件確認。
資産取得費の経費化不動産取得税・登録免許税・印紙税は経費にできる(仲介手数料は不可)。
保証金の償却部分償却される部分は原則として契約期間で償却する。
貸倒損失の計上①法律的に債権が消滅②回収不能が明らか③1年経過後の売掛債権 等の場合。
一括償却資産10万円超20万円未満は一括償却(3年)を選択可。償却資産税がかからない。
消費税・固定資産税の未払計上当期確定分を未払計上できる(税込経理の場合の消費税、固定資産税の当期確定分など)。
欠損金の繰戻し還付当期に欠損が生じ前期に納税している場合、繰戻し還付請求で前期法人税の還付を受けられる。
4. 次年度

次年度に向けた対策

項目内容
簡易課税/原則課税の選択決算末日までに来期の予定をふまえ、基準期間の課税売上5,000万円以下なら簡易・原則の有利判定を行う。
役員報酬の引き上げ事業年度終了後3ヶ月以内に議決して改定する(定期同額給与)。
大切な前提

節税は「適正・適法」に

制度・金額・要件は毎年のように改正されます。本ページの各項目は一般的な節税の考え方の例であり、適用には細かな要件があります。また、高額な保険・車・オペレーティングリースなど、使い方を誤ると否認されたり、かえって資金繰りを悪化させるものもあります。「税金を減らすこと」自体が目的化すると本末転倒です。手元に残るお金と経営全体を見て、適正・適法の範囲で、最新の税制に基づき判断することが大切です。実行前に必ず専門家にご相談ください。
FAQ

よくあるご質問

Q. 一番効果が大きい節税は?
多くの医療法人では、毎年の役員報酬の最適配分がもっとも影響します。専用ソフトでシミュレーションして決めます。

Q. 決算間際でも間に合いますか?
決算でできる対策もありますが、選択肢は早く動くほど増えます。年2回の納税見積で先回りするのが理想です。

Q. 保険やリースでの節税は安全ですか?
損金算入ルールは改正されており、効果や出口(解約時の課税等)を含めて慎重な検討が必要です。安易な“節税商品”はおすすめしません。

Q. 個人クリニックでも使えますか?
多くは個人でも活用できますが、役員報酬の分散など法人ならではの対策もあります。法人化の判断は医療法人化 診断をご覧ください。

「払いすぎ」を防ぐ、計画的な節税を

節税は、決算間際の駆け込みより、年間を通じた計画が効果的です。医業専門30年超の湯沢会計事務所が、年2回の納税見積と役員報酬シミュレーションで、医療法人・クリニックの手取りを最大化します。初回相談は無料です。

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